「2017年3月21日」コラム一覧

セルフイメージを書き換える上で立ちはだかる「2つの壁」

皆さん、こんにちは!
ウーマン魅力学事務局の川口です。

前回のコラムで、セルフイメージとは「幼少期に家族や親しい人達から浴びた
声かけや経験によって作り上げられた自己像である」
ということに触れました。
セルフイメージが低い状態でいると、恋愛や結婚生活における彼との関係にも
影響が出てきます。
つまり、彼との関係を拗らせているのは、セルフイメージの低さに起因している
と考えられます。

そこで、セルフイメージを書き換えていくにあたって、過去の傷つき体験を掘り出して、
当時影響を受けた相手(両親、兄弟、友人、パートナーなど)の立場に立って
(通称:立場替え)、もう一度その経験を振り返ってみることを推奨しております。
先日の第7期ウーマン魅力学認定講師講座においても、徹底的にこのワークに取り組みました。

しかし、ここで次の2つの問題に直面する人が度々現れます。

人の立場になりきれない。
人と自分を比較してしまう。

 

 

■立場替えに必要なのは〇〇!

まず前者の問題は、(立場替えする)相手に対して憎い・悔しい・悲しい・
怒りなどの強い感情を持った人たちが直面しがちです。これらの感情が
邪魔をして相手の立場に立てないと、彼女たちは話します。

相手の立場に立つには、本人に完全になりきることが大切。
役者さんが役になりきるのに細かい(役の)設定があるように、
立場替えにおいても設定という名の具体的な情報が必要なのです。
例えば、「妹と喧嘩すると必ず自分だけを責める母親」と立場替えをするケース。
この場合、本気で母親になりきるには少なくともこれだけの情報が必要と考えられます。

当時の母・私・妹の年齢
当時の母の置かれている環境(生活環境、仕事環境、夫や姑・友人との関係など)
母の性格
母が生まれ育った家庭環境
当時の時代背景 

これらを踏まえて、もう一度立場替えをしてみましょう。
するとどうでしょう、これまで見えていなかった
母親の発言の「真意」が見えてきませんか。
母親は決して自分を責めようとした訳でも、
愛していなかった訳でもないことが理解できてくるでしょう。

このように、ニュートラルにその事例を見返すことができない場合、
立場替えの対象に関する徹底した情報収集をすることが重要です。
そもそも、憎しみや怒りなどの感情というのは、
その相手への想いや愛が強いからこそ出てくるもの。
諦めずにもう一度やってみる価値はあります。

 

 

■自分の存在価値は、人と比べて見出すものではない。

続いて「人と自分を比べてしまう」の問題についてお話しします。
皆さんは、人と比較して落ち込む、あるいは自信をなくすことはありますか?

実は、学歴やテストの点について厳しく言う親の元で育ったり、
自分以外に兄弟のいる人たちは、人と自分を比較したり
対人関係において無意識のうちに優劣をつける癖を持っている傾向があります。
こうした癖がある人は、また無意識のうちに自分の存在価値を
「誰かと比較することで」見出そうとしています。

存在価値とは、自分の中で見つけて、自分で決めるものです。
比較した先には存在しません。

比べること=悪いことではありません。
ただ、もし比較の末苦しい思いをしたり、自信をなくして落ち込んだり、
はたまた男女関係でエラーを起こして悩んでいるのであれば、
まずは自分の置かれた世界がいかに狭いかを知ることが大切です。

 

 

同様に、自信も誰かと比較した先には存在しません。

そもそも自信って何でしょう。

自信とは、自己信頼(自分に対する信頼)という言葉に置き換えられると考えます。
本来自信には条件などありません。
つまり、何かがあるから自信がある、ではないということです。
しかし、私たちはついテストで100点とったから自信がある、
人より上手くできたから自信があるというように、自信に条件をつけがちです。

「何があっても何がなくても、私は大丈夫!」

そう思えるようになることが、自信があるという状態。
少しずつ、今いる世界を広げていきましょう。今まで出会わなかったタイプの人がいる
世界に飛び込んで、いろんな人と話をして、身を置く世界・見えてる世界を広げていきましょう。
その上で自分の魅力を知っていくことが望ましいのですが、これはまた別のコラムでお話しします。

 

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<コラム執筆:ウーマン魅力学運営事務局 川口慶子>